バイエルンのエースストライカーとなっているケイン Photo/Getty Images
トッテナムの買い戻しも可能か
バイエルン・ミュンヘンFWハリー・ケインは2023年にトッテナムを去りドイツへ渡ったが、契約解除条項が存在したようだ。独『Bild』が明らかにした。
具体的な動きはなかったものの、ケインは1月に6700万ポンドでバイエルンを去ることができたようで、来冬には契約解除金が5400万ポンドに減額されるという。『Telegraph』は、プレミアリーグのクラブが条項の存在を認識しており、それがイングランド復帰のために極めて重要になる可能性があると報じた。古巣トッテナムには優先交渉権がある模様で、ケイン本人がバイエルン退団を望み、かつクラブ側も放出を容認した場合に適用されるという。
しかし、『Bild』によればケインがバイエルンを出たがっているわけではないようだ。ケインはブンデスリーガ首位のバイエルンでリーグ最多の19得点を記録しており、ヴァンサン・コンパニ監督のもと充実したシーズンを送っている。待望のタイトルを今季こそ獲得できると目されており、少なくとも今冬にバイエルンを去る理由は何もなかったと思われる。
しかしケインはもう31歳であり、バイエルンが世代交代のために遠からず後釜を確保しようとすることは予想できる。そうした場合プレミアリーグのクラブが、プレミア経験豊富なイングランド人ストライカー獲得のために動くことは十分ありうるだろう。