フィオレンティーナへ向かうザニオーロ photo/Getty Images
今季のフィオレンティーナは選手再生工場のようになっている
今後のイタリア代表を引っ張っていく存在になると期待されたのも昔のことになりつつあり、25歳を迎えているイタリア人MFニコロ・ザニオーロのキャリアは移籍の連続だ。
ザニオーロは2018年にインテルからローマへ移籍し、当時から注目を集めていた。
そこからはアストン・ヴィラ、アタランタとレンタル移籍を続け、今冬にはフィオレンティーナへレンタル移籍することになった。
この動きに注目したのがスペイン『Mundo Deportivo』だ。現在セリエAで6位につけている今季のフィオレンティーナでは、選手の『復活劇』が注目を集めている。
ザニオーロと同じくイタリアの将来を背負うと期待されながら、昨季セリエAで0ゴールに終わったFWモイーズ・キーン、マンチェスター・ユナイテッドを離れてから1年間フリーの立場にあり、昨夏にフィオレンティーナと契約を結んだGKダビド・デ・ヘアがそうだ。キーンは今季ここまでリーグ戦で13ゴールと見事な活躍ぶりで、再びイタリア代表のメンバーとなった。
デ・ヘアも1年間のブランクを感じさせないセービングを見せており、2人の補強はフィオレンティーナにとって大成功だった。同メディアはザニオーロも彼らに続けるかと注目しているのだ。
アタランタでも時折良いプレイを見せていたが、まだまだ物足りないところは多い。果たしてフィオレンティーナで飛躍できるのか。25歳と中堅世代を迎え、再びアズーリに定着するためにも分かりやすい結果が求められる。