バイエルンでプレイするケイン photo/Getty Images
前節ブレーメン戦でも2本PKを決めた
7日に行われたブンデスリーガ第21節のブレーメン戦にて、PKから2ゴールを挙げたバイエルンFWハリー・ケイン。ケインのPKは安定感抜群であり、バイエルンサポーターも安心して見ていることだろう。
ブンデスリーガ公式も、ケインを世界最高のPKキッカーの1人と絶賛する。イングランド代表の成績も含めると、ケインはブレーメン戦のPKで29回連続PKを成功させていることになる。
得意のパターンはゴール左隅に強烈に叩き込む蹴り方で、この精度がずば抜けている。分かっていても止めづらいコースだ。それをGKが読んだと思えば、ブレーメン戦の2本目で決めたように相手GKのタイミングを外してから流し込むパターンも持っている。
ケインが最後にPKを外したのは、2022ワールドカップ・カタール大会準々決勝のフランス戦だ。ケインのキャリアにおいて、PKを外したゲームで負けた試合はこの1試合のみ。イングランドは1-2で敗れることになり、これはケインにとってもかなりショックの大きい失敗だったはずだ。イングランドのサポーターもいつも通りのケインを期待していたはずだが、蹴ったボールは無情にもバーの上を超えていった。
しかしそれ以降は安定感抜群で、バイエルンを指揮するヴァンサン・コンパニも「彼のPKは運ではない。いつも懸命にトレーニングを重ねている」と称賛。
GKマヌエル・ノイアーも「彼は全ての部分をトレーニングに落とし込んでいる。
確実にPKを沈めてくれるストライカーは、チャンピオンズリーグやワールドカップといった短期決戦でも頼もしい戦力となる。今後もバイエルン&イングランド代表の1番手となっていくはずで、世界最高のキッカーの1人との評価は間違いではないはずだ。