全盛期のインパクトはメッシ、C・ロナウドにも劣らない? デ・...の画像はこちら >>

アザールとデ・ブライネ photo/Getty Images

キャリア晩年は批判の的となったが

2008年から2017年にかけてバロンドールを2人で独占するなど、近年のサッカー界でトップに君臨し続けてきたリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウド。

この2人は歴史的快挙を幾度となく達成してきたが、全盛期は彼らにも劣らぬインパクトを見せた才能の持ち主の1人がエデン・アザールだ。

キャリア晩年のレアル・マドリードでは怪我の影響もあり、全く活躍できなかったが、チェルシーで見せたパフォーマンスは圧巻で、同クラブでは公式戦352試合で110ゴール85アシストを記録している。

記録以上に記憶に残る選手としてプレミアリーグの歴史に名を残したが、ベルギー代表でチームメイトだったマンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネは英『Sky Sports』のインタビューにてアザールをプレミアリーグ史上最も象徴的なベルギー人選手に挙げ、元同僚を次のように称賛した。

「才能という点では、おそらくメッシ、C・ロナウド、ネイマールに次ぐ世界トップ5に入るだろう。調子が良い日のエデンは本当に素晴らしかった。彼は1対1の場面での能力もドリブルも優れていたが、そんなことを気にしているようには見えなかった。ただサッカーをプレイしていただけだった」

「彼とは16歳の頃から一緒にプレイしていたが、本当にいい奴なんだ。残念ながら、マドリードでは怪我をして引退してしまった。先日、チェルシーとの試合前に彼と話をした。彼の息子が試合に来ていたんだ。彼は人生を楽しんでいるし、彼が幸せで私も嬉しい。彼は本当に才能のある選手だった」

共にベルギー代表で黄金時代を築いたチームメイトだったからこそデ・ブライネはアザールの才能を誰よりも理解しているのかもしれない。キャリアの終わり方は選手自身が望んでいたものではなかっただろうが、アザールはこれからも語り継がれるべき偉大な選手の1人だろう。



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