ドルトムントで躍動するギラシ photo/Getty Images
リーグ戦19試合の得点数より、CL10試合の方が得点数多く
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレイオフでポルトガルのスポルティングCPを2戦合計3-0で退けたドルトムントは、ベスト16でフランスのリールと対戦することが決まった。
ブンデスリーガでは11位に沈み、シーズン途中に指揮官ヌリ・シャヒンを解任するなどドルトムントは国内の戦いで苦戦を強いられている。
不思議な存在とも言えるのが、エースのFWセール・ギラシだ。ドルトムントは19日に行われたスポルティングCPとの2ndレグをスコアレスドローで終えたが、今季のギラシがCLのゲームで得点に関与できなかったのはこれが初めてである。
ここまでのギラシは10ゴール3アシストと圧巻の成績を残しており、バルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキ(9ゴール)を抑えて得点ランク首位を走っている。
今季のギラシはブンデスリーガでは19試合に出場して9ゴール3アシストの成績となっており、CLでの得点数の方が多くなっている。もちろん今季からCLはリーグフェーズ制が導入されているため、シュトゥルム・グラーツやディナモ・ザグレブ、ボローニャなど格下と思えるチームとの対戦があったのも事実だ。それでもCLで早々に二桁得点に達しているのは見事と言うしかない。
ベスト16で対戦するリールも決して弱い相手ではないが、優勝候補とまでは言えない。ドルトムントにとっては悪くない抽選結果であり、ギラシが再び爆発する可能性もありそうだ。