ミランにレンタル移籍したフェリックス photo/Getty Images
チームも歯車が噛み合っていない
出番が限られていたこともあり、今冬にチェルシーを離れてイタリアの名門ミランにレンタル移籍したFWジョアン・フェリックス。5日に行われたコッパ・イタリア準々決勝のローマ戦ではさっそくゴールを決めたものの、目立った活躍はこれくらいだ。
チームの方はチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレイオフでフェイエノールトに敗北を喫し、直後に行われたリーグ戦ではトリノにも敗れるなど散々だ。そのチーム成績と合わせ、早くもフェリックスに批判的な声が出始めている。
チームを指揮するセルジオ・コンセイソンはフェリックスを先発で固定しており、敗れたフェイエノールト戦でも1stレグと2ndレグの両方でフェリックスをフル出場させている。ただ、伊『Corriere dello Sport』はフル出場まで引っ張るほどフェリックスのパフォーマンスが良いとは思えないと厳しい指摘をしている。
「光よりも影の時間が長い。パフォーマンスが納得のいくレベルではないのに、彼は常にプレイすべき選手なのだろうか?」
ジュゼッペ・パストーレ記者も「ミランでは全てが上手くいっていない。フェリックスも役に立たない」と辛辣だ。
フェリックスは母国ポルトガルのベンフィカで育ったタレントだが、ベンフィカを離れてからは思うような結果を残せていない。ミランでも早々にCL敗退を味わうなど苦いスタートだが、このレンタルは正解となるのだろうか。