フライブルクでは堂安が躍動中 photo/Getty Images
悲願のトップ4フィニッシュが見えてきている
今季のドイツ・ブンデスリーガではバイエルンとレヴァークーゼンによる首位攻防戦も面白いが、トップ4を懸けたバトルも熱い。
注目ポイントの1つは、日本人選手の活躍だ。
5位マインツでは今季より加入したMF佐野海舟が大活躍を続けており、ブンデスリーガ1年目から高い評価を得ている。マインツがここまで順位を上げてきたのは1つのサプライズと言えるか。
7位シュツットガルトにもまだ可能性があり、出番が少ないながらもDFチェイス・アンリがいる。9位ボルシアMGではDF板倉滉が不動のセンターバックで、20歳と若いFW福田師王が時折出番を得ている。板倉、堂安、佐野の活躍がメインではあるが、日本人選手所属クラブがトップ4争いに関与しているのは非常に面白い。
中でもブンデスリーガ公式が絶賛するのが4位フライブルクだ。フライブルクは2011年からクリスティアン・シュトライヒが指揮官を務めてきたが、昨季限りで退任。今季からはユリアン・シュスターがチームを指揮しており、シュトライヒ時代の良いところを残しつつ独自の色を加えることに成功している。
セットプレイからの得点が多いことが1つの強みで、コーナーキックから7ゴールを奪っている。精度の高いボールを蹴るMFヴィンチェンツォ・グリフォの存在が大きく、DF登録の選手たちで11ゴールを奪っている点も見逃せない。
ホームのオイローパ・パルク・シュタディオンも要塞になっていて、今季はバイエルン、レヴァークーゼンに次いで3番目に多い勝ち点数をホームで稼いでいる(25ポイント)。
フライブルクは3月にライプツィヒ、マインツとの上位対決を予定しており、ここでも勝利できた場合はトップ4フィニッシュが現実的な目標になってくると同サイトも注目する。フライブルクは2022-23シーズンに5位、2021-22シーズンに6位の成績を残すなど、近年のブンデスリーガで惜しい成績は残している。
果たして今季こそトップ4に食い込めるのか。堂安にとっても大きなチャレンジとなる。