パルメイラスで活躍するエステヴァン・ウィリアン photo/Getty Images
ブラジル国内での実績は十分だ
その実力はプレミアリーグでも通用するだろうか。今夏、チェルシーにまた1人期待の若手が合流する。
ブラジルのパルメイラスで結果を出している17歳のブラジル代表FWエステヴァン・ウィリアンだ。ウィリアンはすっかりパルメイラスの主力であり、2日に行われたカンピオナート・パウリスタ準々決勝のサンベルナルド戦でも2ゴールを記録。
これでウィリアンのパルメイラス通算成績は20ゴール10アシストとなり、17歳にして得点関与数が30に達した。スペイン『as』によると、ブラジル国内で18歳を迎える前に得点関与数30に達したブラジル人選手はFWネイマール以来のことになるという。チェルシーサポーターとブラジルのサポーターがウィリアンに特大の期待をかけたくなるのも頷ける。
2002年のワールドカップ日韓大会制覇にも貢献した元ブラジル代表のデニウソン氏は、ウィリアンならばプレミアリーグでも結果を残せると太鼓判を押す。
「世代的にはエンドリック(レアル・マドリード)と同じく有望な1人であり、チェルシーへ向かうエステヴァンにも興奮している。彼のスタイルはイングランドでも通用するだろう。彼はクレバーな選手であり、ドリブルやシュートも上手い。チェルシーにとって素晴らしい契約になる」
チェルシーでは、今夏同じ17歳のエクアドル代表MFケンドリー・パエスも合流する予定で、こちらも期待は大きい。とはいえ、ウィリアンもパエスもいきなりプレミアで結果を残すのは簡単ではないだろう。チェルシーの育成プランが重要となってくるが、次世代のスター候補である2人をチェルシーはどう育てるつもりなのか。