寺地拳四朗、ユーリ阿久井とのフライ級2団体統一戦に向け練習を...の画像はこちら >>

強烈なジャブからの攻撃組み立てを得意とする寺地 photo/Getty Images

日本人王者同士の対決

WBC・WBA世界フライ級王座統一戦を3月13日に控えたWBC世界同級王者の寺地拳四朗が都内にある三迫ジムで練習を公開した。

披露されたのは、シャドーボクシングとサンドバッグと軽いメニューのみだったが、その後インタビューに応じた寺地は、対戦相手のWBA世界同級王者ユーリ阿久井政悟を圧倒して勝つ自信があることを明かした。



寺地は「コンディションもすごくよく、仕上がりもいい。圧倒的に僕が一番強いと思わせたい」と意気込みを語ると、ユーリとは過去に何度もスパーリングを行った経験があることから「自分の中で相手の想像はある程度できる。その通りにいけば圧倒できる。ある程度は見抜いた。癖は直らない」と自信に満ち溢れた言葉を残した。

もし寺地が勝てば、ライトフライ級に続いて2階級で王座統一を達成することとなり、井上尚弥以来の記録となる。またKO勝利であれば、世界戦でのKO勝利が11を数え、井岡一翔と並んで日本歴代2位の数となる。ちなみに1位は井上尚弥で22KO。

またこの試合に勝利すれば、寺地はスーパーフライ級に転向することを見据えており、世界3階級制覇も狙う。そのためにも寺地には落とせない大事な一戦となる。

果たしてこの戦いは、寺地の宣言通りワンサイドゲームとなるのか、それともユーリが意地を見せて逆襲するのか、日本人王者同士の勝負の行方に注目だ。

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