復活を目指しているアリ Photo/Getty Images
期待が集まる
セリエAのコモを率いるセスク・ファブレガス監督が、デル・アリの復帰に向けて慎重な姿勢を示している。2年間のブランクを経てコモに加入したアリは、直近2試合連続でベンチ入りを果たしたものの、出場はなかった。
アリは、今年1月にコモと18ヶ月の契約を結んだが、怪我の影響もあり公式戦出場からは遠ざかっている。ファブレガス監督はアリのコンディションを考慮し、セリエA第27節のローマ戦と第28節のヴェネツィア戦でベンチスタートを選択。さらに途中投入しないことを決断した。この判断について、ヴェネツィア戦の前に行われた記者会見で以下のように説明している。
「アリにとっては(ベンチ入りできたことは)進歩だ。ローマ戦にも帯同したが、まだプレイできる状態ではなかった。彼をピッチに送り出すタイミングを見極める必要がある」
「彼は成長し、重要な進歩を遂げている。私たちは彼を指導し、ケアし、可能な限り最高の状態でフィールドに立たせる必要があるんだ」
アリの復帰はコモにとって大きな戦力アップとなるだろう。かつてPFA年間最優秀若手選手賞を2回も獲得した同選手の才能は、セリエAでも十分に通用するはずだ。ファブレガス監督の下、かつての輝きを取り戻すことができるか、注目が集まる。