今季は13位に沈むジローナ photo/Getty Images
退団した主力の穴をカバーできず
昨季はラ・リーガで勝ち点81を稼ぎ、アトレティコ・マドリードをもかわして3位フィニッシュを果たしたジローナ。昨季巻き起こした旋風は見事だったが、その勢いは1シーズンで消えてしまった。
先日はエスパニョールと1-1の引き分けに終わり、現在のリーグ順位は13位だ。チームを指揮するミチェルは当初欧州カップ戦出場権の獲得を目標に掲げていたが、それも今は軌道修正されている。スペイン『SPORT』によると、ミチェルはとにかく残留が最優先と語っている。
「今のところ欧州カップ戦の舞台で戦ううえで好ましいものではない。まずはリーグ残留が目標だ」
ジローナのようなクラブにとっては宿命とも言えるが、開幕前には昨季のチームを支えた主力選手の一部がビッグクラブに引き抜かれた。FWアルテム・ドフビクはローマへ、MFアレイクス・ガルシアはレヴァークーゼンへ、レンタルで加入していたFWサヴィーニョ、DFヤン・コウト、エリック・ガルシアもチームを離れている。
代わりにMFヤセル・アスプリージャ、FWアベル・ルイス、ボヤン・ミオフスキなど新戦力を加えたが、結果は出ていない。ジローナ旋風はひとまず終わり、まずは残留を確実なものとしなければならない。