N・フォレストのサポーターたちは夢のような時間を過ごしている photo/Getty Images
今夏も良い補強ができれば将来的には可能性も
現在プレミアリーグで3位につけ、トップ4フィニッシュへ突き進むノッティンガム・フォレスト。来季チャンピオンズリーグへ出場となれば夢のような話だが、クラブのオーナーを務めるエヴァンゲロス・マリナキス氏の夢はもっと大きい。
同氏はノッティンガム・フォレストに加え、ポルトガルのリオ・アヴェ、母国ギリシャの名門オリンピアコスのオーナーも務めている。オリンピアコスは昨季UEFAカンファレンスリーグ決勝でフィオレンティーナを撃破して初優勝を飾っており、欧州カップ戦のタイトル獲得はマリナキス氏が現実的に描いているビジョンなのだ。
現段階では夢のような話だが、同氏はいつかオリンピアコスとノッティンガム・フォレストがCL決勝で激突するようなことになればと展望を語っている。何事も信じることが大切というのが同氏のモットーのようで、ノッティンガム・フォレストがCLで躍進するシナリオにも本気なのだ。
「信じていると口にするだけでなく、本当に信じることが大事なのだ。ただそうしたいからではなく、本当にそれが達成できると信じている。良い監督、良いチームといった適切な条件が整い、あとは新年と努力、少しの運があればいいのだ。サッカーでは運が重要となる。これらを持っているチームなら、(CL制覇を)信じるべきだ」(『Nottingham Post』より)。
今後の補強次第ではあるが、今季のトップ4入りから効果的な補強へ繋げることができれば、数年後にノッティンガム・フォレストがCLで上位へ食い込むのも不可能ではないだろう。もっともそこまで進めるのが困難なのだが、同オーナーは本気でその夢を追いかけている。