マンUで良い時期もあったヤヌザイ photo/Getty Images
気付けば30歳に
マンチェスター・ユナイテッドでプレイしていた際にはキラリと光るポテンシャルを見せることもあったが、30歳を迎えた現在は話題に上がることも少なくなってしまった。
やや忘れられた存在となっているのが、ラス・パルマスでプレイするベルギー人MFアドナン・ヤヌザイだ。
英『Manchester Evening News』もヤヌザイの現状を嘆いているが、ヤヌザイはマンUのアカデミーで育った選手だ。2013-14シーズンには当時の指揮官デイビッド・モイーズの信頼を勝ち取り、プレミアリーグでも27試合をこなした。
同メディアは、当時のヤヌザイを現フェイエノールト指揮官ロビン・ファン・ペルシーも絶賛していたと振り返る。ファン・ペルシーは2012年から3年間マンUでプレイしたが、その際に若き才能ヤヌザイのことを次のように絶賛していた。
「長年にわたって多くの若手を見てきたけど、これまで僕が見てきた若手の中では間違いなくトップ1、2に入る選手だよ。自分が若かった10年前と重ねると、アドナンにも似たような特長があるように感じる。彼は自信に溢れている。試合のプレッシャーも感じていないね。僕も若い時から自信があったし、その点は似ている。もちろん彼はNewファン・ペルシーではなく、アドナンだ。彼は素晴らしい選手だし、個人的に大ファンだよ。
当時のファン・ペルシーは選手だったとはいえ、目利きは外れたということになるか。ヤヌザイは2015年にドルトムントへレンタル移籍したところからリズムが崩れ、そのまま年齢を重ねてしまった印象だ。今や市場価値は120万ユーロまで下落していて、思うようなキャリアは歩めていない。