これまでのサッカーキャリアで1番走らされている D・ネレスが...の画像はこちら >>

ナポリで活躍するネレス photo/Getty Images

ハードワークこそナポリ成功の理由

2022−23シーズンは念願だったセリエA制覇を果たしたナポリだが、昨季は10位まで順位を落としてしまった。今季も苦しい戦いになると予想していた人は多いはず。



それを変えたのが指揮官アントニオ・コンテだ。今季よりナポリの指揮官に就任したコンテは、粘り強い戦いで勝ち点を稼いできた。現在は首位インテルを3ポイント差で追いかけていて、まだまだスクデットの可能性は残っている。ナポリをここまで戦えるチームに変えたコンテの手腕はさすがと言うしかない。

コンテ率いるナポリの戦い方は決して派手なものではなく、選手全員のハードワークがあればこそだ。ハードワークの部分はかなり厳しく求められるようで、今季ベンフィカからナポリに加入したFWダビド・ネレスはこれまでのキャリアで1番走らされていると語る。

「監督は選手たちに多くのことを要求してくるけど、普段はリラックスさせてくれる人なんだ。面白い人だし、僕にとっては完璧だ。監督は選手から最高のものを引き出し、他の誰よりも選手の背中を押してくれる。やる気にさせてくれるんだ。ただ、トレーニングはこれまで経験した中で最も厳しいものだ。これまでのキャリアで走った距離より、この半年で走った距離の方が長いよ」(『Football Italia』より)。


ネレスはセリエA初挑戦の選手だが、ここまで攻撃にアクセントをつける特別な存在となっている。特に今冬にクヴィチャ・クワラツヘリアを失って以降は、ネレスがもたらす突破力やアイディアが欠かせない武器になっている。

ネレス、MFスコット・マクトミネイなどコンテは新戦力も上手くチームに組み込んでいて、ここまでの仕事に文句はつけられないだろう。

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