浅野拓磨と競り合うバイチェティッチ。マジョルカ戦では得点も決めている Photo/Getty Images
来季に期待のローン組
現在プレミアリーグ首位を突き進むリヴァプールだが、来季アルネ・スロット監督はチームの再編をすることになるだろう。
また、FWダルウィン・ヌニェスやディオゴ・ジョタ、DFジャレル・クアンサー、そしてMF遠藤航などにも移籍の噂があり、来季のメンバーは大きく変わる可能性がある。今夏の移籍市場には注目となるが、現在ローンに出ている選手たちにも目を向ける必要がある。
英『Liverpool ECHO』は今季のローン選手たちをまとめているが、なかでも注目はMFステファン・バイチェティッチとなるだろう。
今季初めはオーストリアのレッドブル・ザルツブルクにローンとなっていたバイチェティッチだが、ペップ・ラインダースの解任からまもなく、母国スペインのラス・パルマスにローン先を変えた。すでにラ・リーガ7試合に出場しているバイチェティッチは降格圏に沈むチームで奮闘を見せており、マジョルカ戦では得点も決めている。
ジャーナリストのマヌエル・ガルシア氏は、バイチェティッチのボールの運び方やフィールドでの動きはセルヒオ・ブスケッツを思い起こさせると述べており、中盤の底からボールを動かす能力は来季スロット・リヴァプールの力になる可能性が高い。
他にもFWベン・ドークやFWルイス・クーマスといった素晴らしい若手プレイヤーがいる。ドークは現在太ももの故障で戦列を離れているが、ミドルズブラで3ゴール7アシストをインパクトを残した。クーマスはストークで26試合に先発出場、3ゴール2アシストと完全に中心選手としての働きを見せており、この2人も来季リヴァプールのトップチームで戦力となれる可能性が高い。
ローン選手たちにも注目すべき人材がいるリヴァプール。