世紀の一戦、井上尚弥VS中谷潤人　突如、壇上で口約束、その意図を井上が明かす
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日本ボクシング史上に残るキャリアを築く井上と中谷　（写真：井上尚弥のインスタグラムより）

世界が注目

3月31日に行われたボクシング2024年度年間表彰式。その壇上でリング誌のパウンド・フォー・パウンドランキングに名前を連ね、世界的な人気を誇るボクサーの2人である井上尚弥と中谷潤人が顔を合わせた。

そして突如、井上が中谷に約一年後の対戦実現を迫ったことが話題となっている。

世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上は、名実ともに世界最高峰のボクサー。対する中谷もここまで30戦全勝。フライ級、スーパーフライ級、バンタム級と3階級制覇。現在はWBC世界バンタム級王者として君臨しているが、そのバンタム級にも敵がいないと言われるほど圧倒的な強さを見せつけてきた。

中谷は将来的にスーパーバンタム級への転向も見据え、井上との直接対決にも焦点が当たっていた。

そんな中、今回の表彰式で井上が7年連続8度目の男子最優秀選手賞（MVP）を受賞。その挨拶のスピーチの中で突然「1年後の東京ドームで日本ボクシングを盛り上げよう」と中谷に対戦を呼びかけた。中谷も突然のことに驚きつつもすぐ様渡されたマイク持ち、立ち上がると「よろしくお願いします。やりましょう」と応答。両者は笑顔で握手を交わした。

式後、井上は自身の言動の理由について「こうやって顔を合わせる機会もあまりない。
日本のみならず、海外ファンが凄く期待をしてくれる試合だから」と語った。また再度、対戦実現に向けて「お互いがベストを出して、今年しっかりとした形で乗り越えることができたら、きっと日本ボクシング史上、一番盛り上がる日本人対決になるんじゃないかなと思う。自分自身にも、彼にも期待している」と意気込みを述べた。

一方、中谷も式後に「井上選手が望んでくれているんだと直に感じられた。これから先がより大事になると思って気が引き締まった。気合が入った」と井上の想いに応えた。

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