1試合平均は3ゴール超え、リーグ最多78ゴールを奪っているの...の画像はこちら >>

後半戦から調子が上がらないPSV photo/Getty Images

アヤックスとの直接対決にも敗れた

昨季に続き、オランダ・エールディヴィジは昨季王者PSVが支配するかと思われた。昨季のPSVはリーグ戦全34試合で111ゴールと驚異的な得点数を記録してエールディヴィジ制覇を成し遂げており、今季もその攻撃力は健在だった。



今季も27試合消化時点で78ゴールを奪っており、これはリーグでも圧倒的にNo.1の数字だ。しかし、リーグ順位は2位である。

開幕から10連勝とスタートは抜群で、ライバルとなるチームも見当たらなかった。しかしPSVは年明けから急激にペースダウンしてしまい、1月から2月末にかけて白星はたった1つと緊急事態に。

主な原因は守備の崩壊で、昨季21失点にまとめた守備は今季すでに32失点を喫している。3月30日にはライバルのアヤックスに0-2で敗れてしまい、今ではアヤックスが勝ち点67で首位、2位PSVは9ポイント差をつけられている。

オランダ『Voetbal Primeur』もこの失速ぶりには驚いており、現在は4位フェイエノールトの方が勢いがあると指摘。フェイエノールトとの勝ち点差は8ポイントだが、フェイエノールトに抜かれる可能性もあると伝えている。

アヤックスが57ゴールに留まっていることを考えても、得点力ではPSVの方が圧倒的に上だ。1試合平均3ゴールを超えながら首位と9ポイント差の2位というのも珍しいが、PSVサポーターもアヤックスを追いかける立場になるとは予想していなかったか。

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