バルセロナのラミン・ヤマル photo/Getty Images
若手が開花している
リーガエスパニョーラでは首位、CLではベスト8に残り、コパ・デルレイではアトレティコ・マドリードを下して次のステージに駒を進めたバルセロナ。ハンジ・フリック体制初年度だが、非常に勢いのあるチームで、今季は3冠の可能性を残している。
そんなバルセロナで存在感を示すのが若手たちだ。ラミン・ヤマルを中心に実力者が揃っており、チームの状況を一変させた。
『ESPN』では各国に散らばるスカウトに21歳以下の選手を対象に調査を依頼し、トップ39のランキングを作成した。
その若手ランキングでトップに選ばれたのが、前述したヤマルだ。まだ17歳と日本でいえば高校生だが、すでにバルセロナの中心人物であり、今季のリーグ戦では26試合で6ゴール11アシストを記録している。
そんなヤマルの強みとして紹介されているのが、サイドからのドリブルと正確なフィニッシュだ。シュートだけでなくパスも高精度で、今季のアシスト数がそれを証明している。
一方で改善点も挙げられており、その多くが守備面となっている。
カンテラが機能しているバルセロナはヤマル以外にも優秀な人材をトップチームに送り出しており、トップ20にはヤマルを含め6選手がランクインしている。
それがパウ・クバルシ、ガビ、マルク・カサド、フェルミン・ロペス、アレハンドロ・バルデの5人だ。トップ20での6人の選出は圧倒的で、いかにバルサの育成が優秀かを示している。
21歳以下という制限のためここには選ばれていないが、1つ上の世代にはペドリがおり、今後は彼らが中心となってバルセロナを勝利に導いていくのだろう。