ハリソンにボールを渡すまいと、体を寄せるルイス・スケリー photo/Getty Images
トロサールのゴールで先制も
プレミアリーグ第31節エヴァートン対アーセナルの一戦がグディソン・パークで行われた。
ホームのエヴァートンは前節リヴァプール戦から先発を2人変更。
最初にチャンスを得たのはアーセナルだ。ハイプレスから最前線でGKジョーダン・ピックフォードからボールを奪うと、右サイドから味方を追い越す動きを見せたベン・ホワイトがクロスを供給。ペナルティエリア手前の中央でラヒーム・スターリングが合わせるも、相手にシュートブロックに遭ってしまい、枠は捉えられない。
試合の構図はアーセナルが保持、それに対してエヴァートンがプレッシャーを掛ける形に。アーセナルはセットプレイ、エヴァートンはカウンターで相手を脅かしている。
16分、エヴァートンに決定機。右サイドの深い位置でセットプレイを獲得し、そのクロスからファーサイドでジェイク・オブライエンが合わせるも、うまくミートさせることができず、先制点のチャンスを逃すことに。
アーセナルはアンカーのジョルジーニョが最終ラインに下がってビルドアップのサポートを行うも、エヴァートンのプレッシングに苦戦。思うように攻撃を進められていない。
34分、アーセナルが先制。
前半アディショナルタイム、再びアーセナルにチャンス。後方で相手の出方をうかがっていると、CBで先発となったヤクブ・キヴィオルが前線にパスを供給。一気にトロサールのもとに届けられるも、ピックフォードのセーブに遭い、追加点は奪えない。
アーセナルは後半からギアを上げるべく、サカとガブリエウ・マルティネッリを投入。追加点を目指す。
46分、エヴァートンがPKを獲得。後方からのロングフィードに対し、マイルズ・ルイス・スケリーはジャック・ハリソンにボールを奪われまいと体を入れるも、そのプレイでハリソンを倒してしまう。主審はVARと交信を行っていたが、結果は覆らず、その判定に抗議したジョルジーニョにイエローカードが提示された。
PKのキッカーは10番のエンジアイ。冷静にゴール右に沈め、試合を振り出しに戻した。
57分、アーセナルがペナルティエリア手前の右でFKを獲得。キッカーは後半から投入されたサカ。左足で直接シュートを狙うも、相手の壁に防がれてしまう。
63分、再びアーセナルが敵陣深い位置でFKを獲得。左SBのルイス・スケリーが自陣から単独でボールを運び、チームにチャンスをもたらす。キッカーはデクラン・ライス。右足から強烈なシュートが放たれるも、ピックフォードの正面に飛んでしまい、追加点は生まれず。
83分、左サイドからの崩しで、キーラン・ティアニーがポケットからクロスを供給。ボックス内のウーデゴーに届けられたが、うまくミートさせることができず、枠は捉えられない。
その後は両チームがゴールに迫るも、得点は生まれず、1-1のドロー決着となった。今季は前半戦の第16節も0-0のドローとなっており、2試合ともに決着が付くことはなかった。
エヴァートン 1-1 アーセナル
エヴァートン
49分 PK イリマン・エンジアイ
アーセナル
34分 レアンドロ・トロサール