フィオレンティーナで活躍中のキーン photo/Getty Images
5200万ユーロの契約解除金
フィオレンティーナでプレイするイタリア代表FWモイーズ・キーン(25)は現在、数々のビッグクラブから狙われているストライカーの1人だ。
下部組織から育ったユヴェントスでプロデビューを飾った同選手だが、定位置を確保するまでには至らず、2019年にエヴァートンへ完全移籍。
今シーズンはここまでセリエA28試合で17ゴール3アシストと大暴れ。リーグの得点ランキングで2位につけるなど覚醒している。フィオレンティーナのエースとしてチームの攻撃を牽引しているが、わずか1年での退団が噂されており、現在国内外から熱視線が送られている。
伊『calciomercato.com』によると、アーセナル、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、ACミラン、ナポリ、バルセロナといったビッグクラブがキーンの動向を注視しているようだが、いち早く動き出したのはニューカッスルだという。アレクサンデル・イサクの去就が注目されているなか、ニューカッスルはすでにキーンの代理人と接触を開始した模様。
キーンとフィオレンティーナの現行契約には5200万ユーロ(約83億円)の契約解除金も設定されている。同メディアはこの金額は獲得を狙うビッグクラブにとって払えない金額ではないと主張し、同選手のストライカーの将来は不透明であると考えている。
クラブがキーンを引き留めたいと思っていることは明らかだが、同メディアはフィオレンティーナが来シーズンの欧州コンペティションの出場権を獲得できるかどうかも影響すると伝えている。同クラブは現在リーグ戦で8位だが、CL出場圏内となる4位との勝ち点差は4ポイントのみ。さらにECLもベスト8まで残っており、この大会で優勝すれば、来季のEL出場権を手にする。
リーグ戦とECLの戦いはキーンの去就にも大きく関わってきそうだが、ようやく才能開花しストライカーの今夏の去就に注目だ。

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