決勝点を決めたフラッテージ(中) photo/Getty Images
前評判通りの激闘
8日(現地時間)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでバイエルン・ミュンヘンとインテル・ミラノが対戦し、2-1でインテルが勝利した。
ともに国内リーグで現在首位に立っているチーム同士の対戦となったこの試合は序盤からホームのバイエルンが主導権を握り、26分にマイケル・オリーセのパスを受けたハリー・ケインがゴール前でポスト直撃のシュートを放つなど得点チャンスを数多く作り出す。
しかし、先制点を奪ったのはインテルだった。38分、カルロス・アウグストが左サイドからグラウンダーの折り返しをゴール前に供給。これをマルクス・テュラムがヒールキックで落とし、最後はラウタロ・マルティネスが右足アウトサイドでシュート。これが決まってインテルが1点リードで前半を折り返す。
後半に入ってバイエルンは前半以上に前掛かりになって攻勢を強めるが、自陣深くに引いたインテルの守備を崩せない。そうした展開の中、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督はレロイ・サネに代えてトーマス・ミュラーを投入。すると85分、コンラッド・ライマーが左から浮き球のクロスをゴール前に上げ、これをファーサイドにいたミュラーが押し込み、ついにバイエルンが1-1の同点に追いつく。
しかし88分、インテルはゴールキーパーからのビルドアップによってバイエルンのファーストプレスを回避し、ニコロ・バレッラが左サイドのアウグストにスルーパスを供給。バイエルン守備陣の背後に抜け出したアウグストがグラウンダーのクロスをゴール前に送り、これをダビデ・フラッテージが押し込んでインテルが再びリードを奪う。
その後4分間のアディショナルタイムを経て試合は2-1で終了。インテルが敵地で先勝し、ベスト4進出に向けて一歩前に出た。

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