ドルトムントのニコ・コバチ監督 photo/Getty Images
直近のブンデスリーガで2連勝中
9日(現地時間)、ボルシア・ドルトムントはバルセロナとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグに臨む。
ブンデスリーガでは一時11位にまで後退するなど不振に陥っていたドルトムントだったが、3バックシステムを採用するようになった先月から復調し始め、前節フライブルク戦では大量4ゴールで勝利してリーグ戦2連勝を飾るなど本来の調子を取り戻しつつある。
2月から新指揮官として指揮を執っているニコ・コバチ監督も、システム変更を機にチームが上昇気流に乗り始めたことで自信を深めているようだ。
同監督は、8日に行われた記者会見の場で「我々は秩序のある守備をしなければならない。規律も必要だ。バルセロナはペナルティエリアの中や周辺で強さを発揮するチームであり、極めて高い個の能力が揃っている」とバルセロナの攻撃力を高く評価した一方、「彼らにも弱点はある。そして我々には良いアイディアがある」と語った後で以下のように続けた。
「彼らは相手ボール時にディフェンダーが非常に高い位置に立つ。ハーフライン付近だ。我々にはスピードのある選手がたくさんいて、彼らはバルセロナに問題をもたらすだろう」(ドイツ誌『Kicker』より)
自陣に守備ブロックを敷いてバルセロナの攻撃に対応し、ボールを奪った後にカリム・アデイェミらスピードのある選手達を活かしたカウンター攻撃で一気にゴールを狙うというのがコバチ監督の描いているゲームプランのようだ。
ドルトムントは昨シーズンのCLでは準々決勝でアトレティコ・マドリードと対戦し、2戦合計5-4で準決勝進出を決めている。果たして今シーズンもスペインの強豪を倒して4強に駒を進めることができるのだろうか。