ユナイテッドのオナナ Photo/Getty Images
挑発合戦
ネマニャ・マティッチとアンドレ・オナナの間で火花が散っている。かつてマンチェスター・ユナイテッドに所属していたマティッチは、現所属クラブであるリヨンの選手として、ヨーロッパリーグ準々決勝で古巣と激突する予定だ。
これに対し、マティッチは『Football Daily』のインタビューで反論。「ああいう発言をするには根拠が必要だ。誰にでも敬意は持っているが、発言には責任を持つべきだ」と語り、さらに「もしそれがダビド・デ・ヘアやピーター・シュマイケル、エトヴィン・ファン・デル・サールのようなレジェンドからなら自問するだろう。しかし、統計的にユナイテッド史上最悪のGKの一人が言っているなら、それを証明してから話してくれ」と語気を強めた。
これに対してオナナも沈黙はせず、自身のX(旧Twitter)にFAカップのトロフィーを掲げる写真を投稿。「他クラブを侮辱するつもりはない。明日は強敵と難しい試合になることはわかっている。ファンに誇りに思ってもらえるようなパフォーマンスを準備することに集中する。少なくとも、私は世界最高のクラブでトロフィーを掲げてきた。同じことが言えない人もいる」と綴り、マティッチを暗に挑発した。
これを受けてデータサイト『Opta』が発表した統計によれば、2023-24シーズンの開幕以来、プレミアリーグでアンドレ・オナナ(7.5)よりも多くの失点を防いだのは、Optaの予想失点モデルに基づくとジョーダン・ピックフォード(8.7)のみだという。
両者の因縁がピッチにどのような影響を与えるのだろうか。注目の一戦はその言葉通り、激戦となることが予想される。