クロースは昨季限りで引退 photo/Getty Images
中盤を上手くコントロールできず
8日にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでアーセナルに0-3の完敗を喫したレアル・マドリードは、中盤でゲームをコントロールすることができなかった。
スペイン『as』が嘆くのは、『CMK』だ。
何よりも昨季限りで引退したクロースの衝撃が大きく、今のレアルにクロースほどゲームを落ち着かせられる選手はいない。今の中盤にもオーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガ、フェデリコ・バルベルデ、ダニ・セバージョスらタレントはいるが、同メディアも「CMKの代わりだけはいない」と黄金ユニットのことを懐かしんでいる。
主力組ではチュアメニが頼れる存在だが、今回のアーセナル戦は出場停止だった。セバージョスは今季再びのブレイクを見せていたが、現在は負傷離脱中。
さらに今季は右サイドバックのダニエル・カルバハルが長期離脱していることもあり、バルベルデを右サイドバックに回すゲームが増えている。バルベルデを本職の中盤で起用できないのも痛い。
カマヴィンガは成長著しいが、今回のアーセナル戦ではフラストレーションを我慢できずに2枚目のイエローカードをもらって退場処分となっている。終盤にボールを蹴り飛ばしての退場処分はあまりに余計であり、まだメンタル面には課題もあるか。
モドリッチも稼働できるシーズンは少なくなってきており、レアルはCMKに代わる中盤の構成を見つけていかなければならない。