失点に関与してしまったキム・ミンジェ Photo/Getty Images
信頼失墜か
韓国代表DFキム・ミンジェが、バイエルン・ミュンヘンで厳しい立場に立たされている。クラブは今夏の移籍市場で同選手へのオファーに対し、オープンな姿勢であるという。
2023年夏にナポリから5000万ユーロで加入したキムは、バイエルンで公式戦77試合に出場したものの、データサイト『Whoscored』によれば今季のリーグ戦だけで4度の失点に直結するミスを犯し、これは欧州5大リーグを通じて最も多い数字となっている。
特に失望を招いたのがドルトムントとのデア・クラシカーだ。前半にポジショニングミスから1失点目を招き、その後、ヴィンセント・コンパニ監督によってラファエル・ゲレイロと交代。マックス・エバール取締役も「簡単なクロスボールだったが、ミンジェはマクシミリアン・バイアーを見失っていて、彼がどこから来るのか分かってなかった」と公に批判した。
信頼を失ってしまったキムだが、バイエルンは放出を急いでいるわけではないようだ。仮に同選手を手放す場合には、ボーンマスに所属するディーン・ハイセンなどを補強候補に挙げているという。
加入から2季目、正念場を迎えているキム。再び信頼を取り戻せるか。それとも別れの時が近づいているのか。進退が注目される。

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