チェルシーでプレイするカイセド photo/Getty Images
チェルシーは阻止に向けて備える
サウジアラビアのアル・ナスルはチェルシーに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセド(23)の獲得を狙っているという。英『The Telegraph』が報じている。
カイセドは2023年夏にブライトンから1億1500万ポンドもの高額な移籍金でチェルシーに加入。昨シーズンは公式戦48試合で1ゴール4アシストと加入1年目から出場時間を確保した。しかしチームが安定しなかったこともあり、批判の対象になることも少なくなかった。
それでもカイセドは今シーズンは名門復活を目指すチェルシーの中でカイセドは欠かせぬ選手となり、ここまで公式戦37試合で1ゴール3アシストをマーク。1億1500万ポンドもの移籍金も納得させるほどのパフォーマンスを見せており、エンツォ・マレスカ監督も絶大な信頼を置いている。
そんなカイセドの獲得に興味を持っているのがクリスティアーノ・ロナウドやサディオ・マネ、そして今冬にはジョン・デュランを獲得したアル・ナスルのようだ。同クラブは今夏中盤の補強を計画しており、カイセドを夢のターゲットに挙げているとのこと。
しかしカイセドとチェルシーとの契約は2031年6月末とまだ十分に残っており、同メディアは仮に獲得できるとなっても1億ポンド以上が必要になると主張。またチェルシーはカイセドを手放す気はなく、サウジアラビアからの誘惑を避ける準備を進めているとも報じられている。
これまでの移籍市場では、ベテランになったスターをヨーロッパから引き抜くことが多かったサウジアラビアだが、現在は将来性のある若手の獲得へ補強戦略を変えつつある。
今夏の移籍市場でもサウジアラビアの動きは大きな注目を集めそうだが、カイセド獲得へ本格的な動きを見せることはあるのか。