米メディアからも大きな注目を浴びる井上 photo/Getty Images (写真:本人インスタグラムより)
日本時間5月5日に開催
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が日本時間24日、米ラスベガスで行われる4団体王座の防衛戦に向け、米ロサンゼルスに到着。早速、公開練習を行った。
23日に日本を出発した井上は、2021年6月以来の米再上陸となった。同市内にあるウエストサイド・ボクシングクラブへ移動すると、ジムには日米のメディアが殺到。そして到着するや否や、対戦相手のWBA同級1位ラモン・カルデナスとも初対面し、和やかなムードでフェイスオフへと発展すると最後は笑顔で健闘を誓い合った。
その後、井上はサンドバッグ打ちでアップすると、リングに上がりミット打ちを披露。力の入ったパンチを打ち込み続け、順調な仕上がりをアピールした。最後には軽めのシャドーボクシングで締め、写真撮影にも応じた。
井上はカルデナスと対面を終えた後に囲み取材に応じており、ラスベガスで試合を行うことについて「ここに戻ってくるまで4年かかりましたから、次いつ来られるか分かんないですけど、またすぐやりたいなと思っています」とコメント。また記者から再度米国内で試合をする場合に希望する会場があるかと聞かれると「ニューヨークでも試合をしたい」と明かし、マディソンスクエアガーデンかと聞き返されると「イエス、イエス」と返した。
また井上は現在2位にランクインするパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングについても言及し、1位返り咲きの目標があることも口にした。「今回の試合では返り咲くことはできないと思うが、9月、12月、来年の4月。この3つをクリアすれば1位に返り咲けると思う」と述べ、「ムロジョン、ボール、中谷」と付け足した。
井上はカルデナス戦に勝てば、9月に日本でWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフと団体内王座統一戦を行い、12月には1試合限定でフェザー級に転級し、WBA世界同級王者ニック・ボールと対戦する計画がある。
なお、このカルデナス戦で防衛に成功すれば、スーパーミドル級3団体統一王者サウル・“カネロ”・アルバレスが持つ、4団体王座防衛の世界最多記録に並ぶ。

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