インテルは終盤に粘れるか photo/Getty Images
セリエA優勝争いも大詰め
イタリア・セリエAでは首位を走っていたインテルが前節のボローニャ戦を落とし、2位ナポリと勝ち点71で並ぶことになった。インテルは今夜好調のローマをホームに迎える予定で、これも簡単な戦いにはならないだろう。
さらにインテルは先日行われたコッパ・イタリア準決勝2ndレグでミランに0-3と完敗を喫し、3冠の夢が消えたばかり。ここへきてチームの状態が不安視されている。
2位ナポリとのスクデット争いがどうなるか読めないところもあるが、『Football Italia』が気にかけているのが『疲労度の違い』だ。スーペルコッパ・イタリアーナ、チャンピオンズリーグの戦いもあったインテルに比べると、今季のナポリは欧州カップ戦に参戦していない。疲労度ではナポリの方がやや有利と言える。
例えばインテルの場合、今季のプレイタイムが3000分を越えている選手が6人いる。最も多いのはGKヤン・ゾマーで3870分、続いてDFアレッサンドロ・バストーニ(3457分)、FWラウタロ・マルティネス(3437分)、MFニコロ・バレッラ(3279分)、MFヘンリク・ムヒタリアン(3201分)、FWマルクス・テュラム(3006分)だ。
一方のナポリはDFアミル・ラフマニが唯一3047分を記録していて、やはり出場時間には差がある。インテルはまだCLの戦いも残っており、現時点でナポリより15試合も多くゲームをこなしている。
こうした疲労が終盤のスクデット争いにどんな影響を与えるのか。インテルは選手層アップへ今夏に獲得したFWメフディ・タレミ、マルコ・アルナウトビッチも物足りないところがあり、MFピオトル・ジエリンスキも負傷離脱しているなど、選手層が思うほど厚くなっていない。

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