アトレティコに所属するオブラク Photo/Getty Images
ついに決断か
マンチェスター・ユナイテッドがアンドレ・オナナの後継者として、アトレティコ・マドリードの守護神ヤン・オブラクを指名したようだ。『El Nacional』が報じている。
オナナは度重なるミスで批判を浴びており、『Manchester Evening News』は、ルベン・アモリム監督が就任から2か月も経たないうちにGKの刷新を決断したと伝えている。サウジアラビアのネオムSCがオナナ獲得に関心を示しており、代理人サイドとの接触も報告されたという。
ユナイテッドはターゲットとして、オブラクに白羽の矢を立てたという。報道によれば、クラブは「非常に真剣に」獲得に取り組んでおり、正式なオファーを提出する構えだという。
オブラクは現在32歳。契約は2028年まで残っているが、アトレティコは世代交代を見据えて今夏の売却を検討しており、ユナイテッドが提示する見込みの移籍金約3000万ユーロは、クラブ側の希望額に近いとされている。本人が移籍を希望するなら、クラブは妨げない方針とも伝えられている。
スロベニア代表の守護神は、これまでにラ・リーガ最少失点GKに贈られるサモラ賞を5度受賞。2020-21シーズンのリーグ優勝時には、リーガの年間最優秀選手にも輝いた。世界屈指のGKとして、その実力と経験は折り紙付きである。
新天地での挑戦を視野に入れ始めているというオブラク。ユナイテッドの新たな守護神として、赤い悪魔のゴールマウスに立つ日が近づいているのかもしれない。