悔しさを滲ませた長谷部監督 photo/Getty Images
0−2で敗れる
現地時間3日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝、川崎フロンターレとアル・アハリの一戦は0−2でアル・アハリが勝利。川崎は初のアジア制覇とはならなかった。
準々決勝から中2日の連戦で決勝を迎えた川崎。決勝の相手アル・アハリのホームスタジアムで行われたこの試合は、立ち上がりから両者ともリスクを冒さずセーフティな入りを見せる。しかし徐々にアル・アハリがボールを握る展開となり、35分にFWロベルト・フィルミーノからパスを受けたMFガレーノが、ペナルティエリア左手前から鮮やかなミドルシュートをゴール右上に決める。スーパーゴールでアル・アハリが先制すると、前半終了間際に左サイドバックの三浦颯太が負傷。治療のため一時的に一人少ない時間帯だった42分にフィルミーノのクロスをMFケシエに頭で押し込まれ追加点を献上。前半を0−2で折り返す。
後半は川崎がボールを持つ時間が増え再三チャンスを作るも、決定機はなかなか生まれず。選手交代でさらに攻勢を強めるも、アル・アハリの守備陣を最後まで攻略できずに試合は0−2でタイムアップ。最後までゴールを破らせなかったアル・アハリが初優勝を飾った。
川崎の長谷部茂利監督は試合後のインタビューにて「悔しいです」と一言。「前監督の鬼木さんから上手く引き継いでここまで持って来れたが、最後までその役目を果たすことができなかった。その悔しい思いでいっぱいです」と悔しさを露わにした。
今大会ここまで戦ってきた選手たちについて「よくやってくれたと思うが、少しなのか大きくなのか、足りなかったところがある。また振り返って、自分たちを高めていかなくてはならないという話をしたい」と語っていた。