バイエルンのエース、ケイン photo/Getty Images
バイエルン2年目で獲得
現地時間4日、ブンデスリーガ第32節が行われ、2位のレヴァークーゼンが日本代表FW堂安律が所属するフライブルクに2-2で引き分けたことで。リーグ制覇が決まったバイエルン。
そんななか、大きな話題となっているのがバイエルンでプレイするイングランド代表FWハリー・ケイン(31)だ。トッテナム、そしてイングランド代表でも得点を量産していたストライカーはこれまでプレミア得点王など個人タイトルはたくさん獲得していたが、チームタイトルに縁がなかった。
そして2023年夏にドイツ王者バイエルンへの移籍を決断し、昨シーズンはリーグ戦32試合で36ゴール8アシストと圧巻の数字を残すも、優勝できず。「ケインの呪い」や「無冠の帝王」、「無冠の得点王」など様々な称号をつけられてきたイングランド代表ストライカーだが、今シーズンついにタイトルを獲得。無冠の時代に終止符を打った。
米スポーツ専門メディア『The Athletic』はケインのキャリア初タイトル獲得を「サッカー界で最も長く、最も奇妙で、最も議論された異常事態は終わった」と伝え、続けて「ここ数年の経験から私たちが学んだことがあるとすれば、それはケインの執念、自己改善と勝利への絶え間ない努力だ。その姿勢が彼をバイエルンへ、そして最終的にはブンデスリーガのタイトルへと導いたのだ」と、タイトル獲得のため常に努力を怠らなかったストライカーを讃えている。
今シーズンもここまでリーグ戦29試合で24ゴール9アシスト、公式戦全体では44試合で36ゴール12アシストと素晴らしい数字を残しているケイン。“優勝”だけが足りなかったストライカーの悲願のタイトル獲得を感慨深く思っているサッカーファンは少なくないだろう。