今季限りでシティ退団のデ・ブライネ Photo/Getty Images
欧州残留か
ケビン・デ・ブライネの獲得に向けて、ナポリとリヴァプールが動き出している。ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が報じた。
今季限りでマンチェスター・シティとの契約が満了する同選手に対し、ナポリは“具体的な接触”を開始したという。クラブとしても明確に高い目標を掲げる中での補強戦略である。
ただし、ナポリだけがデ・ブライネに熱視線を送っているわけではない。リヴァプールもすでにオファーを提示しており、激しい争奪戦となる見込みだという。選手自身は「欧州残留」を望んでおり、MLSやサウジアラビアといった選択肢は現時点では優先されていないようだ。
ナポリ側は、かねてより親交のあるFWロメル・ルカクとの関係性にも期待を寄せており、ベルギー代表での信頼関係が交渉材料となる可能性がある。
デ・ブライネは、シティでの10年間で公式戦418試合に出場し、108得点177アシストを記録。6度のプレミアリーグ制覇を筆頭に、5度のリーグカップ、2度のFAカップ、3度のコミュニティ・シールド、さらにはチャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、クラブ・ワールドカップを1度ずつ制しており、その栄光は輝かしい。
本人は今季限りでの退団を正式に発表した。新天地として選ぶのはナポリか、それともリヴァプールか。欧州屈指のMFの決断は、今夏の移籍市場を大きく揺るがすことになる。