好投を続ける菊池 photo/Getty Images
チームはサヨナラ勝ち
ロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星投手が日本時間8日、本拠地で行われたトロント・ブルージェイズ戦に先発し、6回5安打1失点6奪三振の好投を披露。しかし打線の援護は1点のみで負け投手とはならなかったが、今季初白星はまたもや手に出来なかった。
菊池はこの試合、ストレートも変化球もコントロールが冴えた。初回から連打を浴びてピンチを背負うものの、4番ジョージ・スプリンガーを低めのスライダーで三ゴロ併殺に打ち取り、無失点で切り抜ける。
2回は3死いずれもライナー性の当たりだったが、高低に投げ分けリズム良く3者凡退。3回は先頭のマイルズ・ストローに甘く入ったチェンジアップを捉えられ、中前打を浴び、2死から相手主砲のウラジミール・ゲレーロ・ジュニアを申告敬遠で歩かせ一、二塁としたが、続くアンソニー・サンタンダーには95.8マイル(約154.2キロ)の直球で押し込み中飛に打ち取り、得点を許さない。
4、5回は、決め球を厳しくコントロールしていずれも3者凡退。ただ6回は1死からゲレーロ・ジュニアに右翼線への二塁打を許すと、後続のサンタンダーに中前適時打を浴びてしまい先制点を許す。その後は暴投で1死二塁とピンチを広げたが、スプリンガーを高めギリギリのスライダーで空振り三振、さらにアレハンドロ・カークをチェンジアップで遊ゴロに打ち取り、最少失点で先発の役目を終えた。
エンゼルス打線は相手先発のホセ・ベリオスを打ち崩せず、菊池が降板した直後にヨアン・モンカダの同点の2号ソロで同点にするのが精一杯。なんとか菊池の負けは阻止すると、7回にはリリーフ陣が崩れて3失点。その後、菊池の勝敗とは関係ないところで、打線が爆発し最後はサヨナラ勝ちを収めた。
菊池は8試合目の登板で0勝4敗。

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