得点力の改善には至らなかったマリノス photo/Getty Images
チャンスは作るものの昨季王者に及ばず
J1で最下位に沈む横浜F・マリノスが、第13節の神戸戦に敗れ、クラブワーストの7連敗を喫した。
方針転換して臨んだこの一戦。
パトリック・キスノーボ監督は、試合後の会見で「結果を出すことはできなかった」と無念を語るも「私が思うに今シーズンのベストだった。前半にもう1、2点取れるチャンスをつくったし、プレスも以前よりアグレッシブにいけた」と手応えを口にした。指揮官が言う通り、宮市が何度も最終ラインの背後に抜けだし、チャンスをつくる場面があった。結果的にマリノスは相手を上回る14本のシュートを放った。
ただシュート数は多くても枠内は4本と確率の低さが目立つ。今後はより高い精度が求められてくる。
そのマリノスの次戦は、中3日で首位の鹿島と対戦する。今後に向けて同監督は「選手たちは全力を尽くしている。試合ごとに成長という部分が見えている。次戦に向けて修正して臨みたい」と意気込みを語った。
短期間での修正が迫られる中、急造の戦術を今後どこまで浸透させ、落とし込めるか注目だ。