今季フィオレンティーナで大活躍のキーン photo/Getty Images
5200万ユーロの契約解除金が
フィオレンティーナでプレイするイタリア代表FWモイーズ・キーン(25)は今夏の去就が注目されている。
エヴァートンやパリ・サンジェルマン(PSG)、ユヴェントスで苦戦が続いていたキーンだったが、昨夏に完全移籍にて加入したフィオレンティーナで覚醒の時を迎えている。
今シーズンはここまで公式戦43試合に出場し、24ゴールを記録。セリエAだけでも18ゴールと圧巻の数字を残しており、チームのエースストライカーとしてその地位を確立させた。
そんなキーンだが、現在プレミアリーグのクラブを中心に熱視線が送られており、今夏の移籍が度々噂されている。そのためイタリア『Football Italia』によると、フィオレンティーナのロッコ・コミッソ会長は今夏キーン残留に全力を注ぐつもりで、説得に動き出すという。
両者は1カ月前にも話し合いを行ったようで、シーズン終了後にキーンのフィオレンティーナでの将来に関する重要な話し合いの続きが待っているようだ。
キーンはフィオレンティーナに感謝しており、会長との関係も良好だというが、伊『Corriere dello Sport』は同選手に5200万ユーロ(約84億円)の契約解除条項があることに触れ、この金額は獲得を狙うクラブが払えない数字ではないことに言及。さらに同選手の野心が影響する可能性も示唆しており、キーン自身が欧州コンペティションでのプレイを望む可能性があることにも触れている。
今季大活躍をしたことで、争奪戦も予想されるキーンだが、今夏の去就はいかに。