マンUを指揮するアモリム photo/Getty Images
アモリム体制に未来はあるのか
プレミアリーグでは16位に沈み、最後の希望だったヨーロッパリーグは決勝でトッテナムに0-1で敗北。マンチェスター・ユナイテッドの今季は最悪な形で終わろうとしている。
難しいのは指揮官ルベン・アモリムの評価だ。アモリムは今季途中からエリック・テン・ハーグに代わってチームを指揮しており、シーズン途中からの仕事は難しいものだ。一部のサポーターからは、来季の開幕からが勝負との声もあった。
とはいえ、アモリム就任からリーグ戦で6勝しか出来ていないのも事実だ。英『BBC』はクラブ側の考えがアモリム続投でまとまっていると伝えているが、ELを落とした今もサポーターの気持ちは変わらないだろうか。
「クラブ側の反応は変わっていない。(EL決勝の)試合前より、アモリムを支持するとの考えだ。そしてクラブのフロントは自分たちとサポーターの考えが一致しているものと信じている。3日後のアストン・ヴィラ戦にて、サポーターがアモリムの名前をこれまで以上に強く叫んでくれると期待しているのだ」
同メディアはこのように伝えているが、サポーターの思いはどうか。アモリムは就任から自身が得意とする[3-4-2-1]を継続しており、シーズン終盤までスタイルは変わらなかった。
今後の市場でアモリムのシステムにフィットする選手を獲得できれば良いが、ELを落としたマンUには来季のチャンピオンズリーグ出場権がない。これは移籍市場にも影響を与えることになり、今夏の大物補強は期待しづらいだろう。
来季もチームの大部分は変わらないと予想されるが、既存の選手たちがアモリムのスタイルに合っているかは微妙なところだ。果たしてアモリム体制に未来はあるのか。ELを落とした今、アモリムを支持していたサポーターたちにも迷いがあるかもしれない。