レスターのヴァーディー Photo/Getty Images
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レスター・シティ退団を発表したジェイミー・ヴァーディーが、ラ・リーガのバレンシアCFの今夏最優先ターゲットとして浮上している。『The Sun』が報じたところによれば、バレンシアを指揮するカルロス・コルベラン監督がヴァーディー獲得に強い関心を示しており、フリーでの契約実現を目指しているという。
ホーム最終戦となったプレミアリーグ第37節では、自身500試合目のクラブ出場となる記念すべき舞台で通算200得点目をマークし、有終の美を飾っている。このゴールで公式戦10ゴールに到達。38歳とは思えぬスピードと決定力を維持しており、コルベラン監督もその能力に太鼓判を押しているようだ。
今季途中にバレンシアの監督に就任したコルベランは、就任時に降格圏だったチームを劇的に立て直し、リーグ戦で快進撃を演出。資金難に苦しむ中で、経験豊富なヴァーディーをフリートランスファーで迎え入れることは、戦力強化とコスト面の両立において理想的な選択肢となる。
MLSやサウジアラビア移籍も選択肢として浮上しているが、スペインでの新たな挑戦はキャリア晩年にふさわしい選択となるかもしれない。ヴァーディー自身もライフスタイルの変化に前向きであり、バレンシア移籍が現実味を帯びてきている。
もし実現すれば、ヴァーディーは来季ラ・リーガでバルセロナやレアル・マドリードと相まみえることになる。古豪再建を目指すバレンシアにとって、プレミア屈指の点取り屋の加入は大きな一手となるだろう。