首位の鹿島から初勝利を挙げたキスノーボ監督 photo/Getty Images
今季2勝目
横浜F・マリノスが、J1リーグ第18節で鹿島アントラーズに3-1で勝利し、連敗を「7」でストップさせた。
今シーズンここまで不調を極め、最下位に沈んでいる横浜。
パトリック・キスノーボ新監督が就任し、チームの立て直しを図るが、なかなか勝利することができず、クラブワーストの7連敗を喫していた。
守備が崩壊し、得点力不足にも悩み、前戦では伝統のパスサッカーを封印しロングボールを多用するなど素早くゴールへと向かう新戦術を披露。それでも勝利できなかった。
そんな中、この試合は序盤から立て続けに横浜が得点を重ねる予想外の展開となる。まずは前半4分、ゴール前のこぼれ球をDF永戸勝也が豪快に決めると、13分には左サイドから中央の山根陸を経由して受けたヤン・マテウスが左足で冷静にゴールへ流し込んで追加点を奪う。
すると27分にはアンデルソン・ロペスのドリブル突破から、最後はゴール中央のマテウスに渡り、鮮やかなシュートで3点にリードを広げた。
その後、36分に鹿島に1点を奪われ、後半は鹿島に押し込まれる展開が続いたが、粘り強い守備で決定機を作らせず、リードを守り切り待望の勝利を手にした。
今季2勝目は、なんと3月16日のG大阪戦以来、70日ぶりの白星。就任後初勝利となったキスノーボ監督は試合後のインタビューで「最高の気分。この数週間どうチームを立て直すか、自分たちがどの方向に向かっていくか、時間がない中でやってきた。選手たちは全力でそれを表現しているし、しっかり結果を出してくれた」と選手たちを労った。
首位の鹿島相手に勝利できたことは今後大きな自信につながるだろう。
この成功をきっかけに復調する横浜に期待したい。
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