フリーキックからゴールを決めたメッシ photo/Getty Images
左足の精度は今年も健在
苦戦が続くインテル・マイアミは、25日に行われた第15節フィラデルフィア・ユニオン戦も1-3とリードを許す厳しい展開だった。その重苦しい空気を振り払ったのは、やはりリオネル・メッシだ。
87分にゴールまで20ヤードの距離でフリーキックを獲得すると、メッシは強烈な一撃でネットを揺らしてみせた。その後アディショナルタイムにテラスコ・セゴビアのゴールで3-3とドローに持ち込んでおり、何とか敗北は避けることができた。
これがメッシのキャリアで67本目のフリーキックゴールとなり、サッカー界歴代3位の数字となった。2位はペレ氏の70ゴール、1位はブレ球を得意としていた名手ジュニーニョ・ペルナンブカーノで77ゴールだ。
メッシのフリーキック初ゴールは、バルセロナに在籍していた2008-09シーズンのアトレティコ・マドリード戦だ。当時のメッシにフリーキックのイメージはなかったが、ここから徐々にフリーキックからのゴールが増加。2008年から17年連続でフリーキックからネットを揺らしていて、マイアミでも昨年の一撃に続いて今年も早々にフリーキックからゴールを奪っている。
37歳と大ベテランであり、すでに欧州も離れた。しかしメッシは現役プレイヤーの中では未だNo.1キッカーと言っていいだろう。キック精度に衰えはなく、フリーキックの得点数はまだ増えそうだ。

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