今度はナポリでセリエAを制したコンテ Photo/Getty Images
静かな別れ
セリエA王者ナポリが、アントニオ・コンテ監督との契約解消に向けて動き出した。関係者間の話し合いはすでに水面下で進んでおり、両者の別離は円満に終わる見通しであるという。
イタリア『Calciomercato.com』が報じた。
コンテはクラブの要請でローマ法王との謁見を終えたのち、クラブ幹部と今後に関する最終協議を行う予定となっている。しかしながら、ここ数日の動きや関係者の感触からも、別れの方向性はすでに固まりつつある。
退任の理由は経済面や補強方針の違いに留まらず、複合的な要因に起因しているとみられており、互いにリスペクトを保ちながらの終結になる模様である。
一方、ナポリはすでに次期監督としてマッシミリアーノ・アッレグリを最優先ターゲットに定めている。インテルがCL決勝終了後に動き出す可能性や、ミランの復帰交渉を見越し、ライバルに先んじて早期決着を図る構えだ。
ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、アッレグリ招聘を既定路線と捉え、細部の調整を急いでいるとされる。クラブが描く次なるビジョンに向け、静かな監督交代劇が着実に進行している。
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