マインツでプレイするブルカルト photo/Getty Images
ナーゲルスマンは当初メンバーに選んでいなかった
ドイツ代表は6月4日にネーションズリーグ準決勝でポルトガル代表と対戦する予定になっているが、それに向けた代表選考がちょっとした話題を呼んだ。
代表監督ユリアン・ナーゲルスマンは、このゲームへFW枠でシュツットガルトFWデニス・ウンダフ、同じくシュツットガルトで売り出し中のニック・ウォルトマデ、ウェストハムFWニクラス・フュルクルクの3人を招集した。
国内のブンデスリーガではマインツに所属するFWヨナタン・ブルカルトがドイツ人選手最多となる18ゴールを挙げていたのだが、当初ナーゲルスマンはブルカルトを代表メンバーに加えていなかったのだ。
この判断が国内で話題を呼んだのだが、結局MFアンジェロ・スティラーが負傷離脱することになり、その代わりにブルカルトが追加招集されることになった。
独『Bild』によると、当初ブルカルトを外したことについてナーゲルスマンは「彼は代表で常に最高のパフォーマンスを発揮していたわけではない。代表では異なる役割を担うことになり、まずはそれに適応していく必要がある」と語っていて、確かにブルカルトはまだドイツ代表で結果を残していない。
まだ24歳と若いブルカルトは昨年10月に代表デビューを果たしているが、最初の3試合では0ゴールだった。3試合でいきなり結果を出せというのは酷だが、今のドイツはセンターフォワードの争いも激しくなっている。結果的にブルカルトはアピールに失敗したことになる。
同メディアは今回の追加招集チャンスを活かさなければならないとブルカルトに奮起を促していて、ブンデスリーガで18ゴールを奪った実力が本物であることを証明してほしいところ。
ドイツではブレイク中のウォルトマデに加え、怪我で離脱することになったボルシアMGの大型FWティム・クラインディーストも今季リーグで16ゴールを挙げるなど結果を出している。アーセナルFWカイ・ハフェルツを含め、センターフォワードのメンバー争いは熾烈だ。
果たしてブルカルトは生き残れるのか。1年後の2026ワールドカップへドイツのFW争いは激しくなっていきそうだ。

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