インドネシア代表を率いるクライファート監督 photo/Getty Images
勝ち点9で4位のインドネシア
昨年9月に始まったワールドカップ北中米大会アジア最終予選も、この6月の2試合をもって全日程が終了する。すでに出場権を獲得した日本代表はこの6月シリーズでオーストラリア、インドネシアと対戦し、予選に臨むメンバーも先日発表された。
3月の予選から14人を入れ替えた今回のメンバーだが、同じグループの国々から様々な反応があるようだ。
そんな中、インドネシアを率いるパトリック・クライファート監督がこの6月に対戦する中国、日本について言及。現在4位のインドネシアはここまで2勝3分3敗勝ち点9で、3位のサウジアラビアとは1ポイント差、2位オーストラリアとは4ポイント差に迫っている。このグループは現状、オーストラリアとサウジアラビアのどちらかが日本に次いで本戦出場するだろうと見られているが、可能性で言えばインドネシアにもチャンスはある。インドネシアが2位に入るには、6月の中国、日本戦の2連勝がまず必須となる。加えてオーストラリア、サウジアラビア両チームが躓く必要があり、最大の15ポイントまで勝ち点を積み上げ、この勝ち点を越えなければインドネシアが逆転で本戦出場の切符を獲得できる。オーストラリアとサウジアラビアが最終節で相見えることから、引き分けに終わればその路線も見えてくるだろう。だが逆に一戦でも落とせばゲームオーバーとなり、特にプレイオフには絶対行きたい中国と、最終節の日本を相手に勝つのはそう容易いことではない。
それはオランダのレジェンドも十分理解しており、「我々が対戦する2つの国は簡単な相手ではない」と警戒。すでにこの予選にて目的を達成し、メンバーも一気に変わった日本については「日本の監督が何を計画しているのか分からない。だが我々はどの試合でも最高の力で臨むつもりだ」とコメントした(Suara.comより)。
1938年大会88年ぶりのワールドカップ出場を目指すインドネシア。
6月10日に吹田スタジアムで日本と対戦する。
編集部おすすめ