再建を託されているアモリム Photo/Getty Images
隠しきれない本音
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、ポストシーズンツアーでの記者会見中に見せた表情が話題を呼んでいる。相手はASEANオールスターズ、結果は0-1の敗戦。
内容も乏しく、重苦しい雰囲気の中で飛び出したのは、アレハンドロ・ガルナチョの去就についての質問だった。『THE Sun』が伝えている。
アモリムはアマド・ディアロと共に記者会見に臨んだ。その席で、現在去就が不透明となっているガルナチョについて「彼がマンチェスター・ユナイテッドに残ることを期待しているか?」とディアロが問われた瞬間だった。アモリムは一瞬沈黙し、手元を見つめたまま笑い出した。結局この質問には、ディアロが応答したが、アモリム本人は終始笑いをこらえきれない様子だった。
このリアクションに、ファンの間ではさまざまな憶測が飛び交った。「これはガルナチョが退団確定というサインだろう」「アモリムのこういう率直さが好きだ」「彼は何も隠さない。クラブの“甘え”は切り捨てるべき」といった声がSNS上に溢れた。
実際、ガルナチョの退団は現実味を帯びている。EL決勝後、アモリムは20歳のウインガーに対して「新天地を探せ」と伝えたと報じられている。さらに、ガルナチョの兄がSNSで「見捨てられた」と発言し、関係性の悪化を裏付けた。
両者の関係は完全に破綻したとされ、ユナイテッドは移籍金6000万ポンドを要求しているものの、適切なオファーがあれば交渉に応じる姿勢も見せているという。
会見での笑いは、決して冗談ではなく、すでに終わった関係を象徴する“苦笑い”だったのかもしれない。ユナイテッドの未来からガルナチョの名前が消える日は、思ったよりも早く訪れそうだ。
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