アトレティコと契約延長したグリーズマン Photo/Getty Images
忠誠の証
アントワーヌ・グリーズマンがアトレティコ・マドリードとの契約を延長し、2027年6月までクラブに残ることが正式発表された。MLSからの複数オファーを断り、年俸条件の異なるアトレティコの提示を受け入れた形での契約更改となった。
代表とクラブで輝かしい実績を誇るグリーズマンは、2014年にレアル・ソシエダからアトレティコに加入して以降、バルセロナ時代を挟んで通算9シーズン在籍。今季も公式戦53試合に出場し、16ゴール9アシストを記録してチームの主力選手として君臨している。
スペイン紙『MARCA』によれば、MLSクラブは破格の年俸と待遇を提示していたものの、グリーズマン本人は家族や生活の安定、そしてアトレティコへの忠誠心を理由にマドリード残留を選択。すでにクラブの歴代最多得点記録保持者であるグリーズマンは、今後もその伝説を更新し続ける構えだ。
グリーズマン自身も「この素晴らしいユニフォームを着続けることができて、とても幸せだよ」とクラブ公式のSNSを通じてコメントしている。
忠誠か、移籍か。数多くのスター選手が海を渡る中、36歳までアトレティコでプレイする覚悟を固めたグリーズマンの選択は、クラブ愛の強さを象徴するものと言えるだろう。