ビルバオのニコ・ウィリアムズ photo/Getty Images
サイドアタッカー獲得がテーマに
来シーズンに向けて各クラブが選手獲得に動く中、バイエルン・ミュンヘンではレロイ・サネとキングスレー・コマンの去就が不透明になっているため、新たなサイドアタッカーを補強する可能性が取り沙汰されている。
このバイエルンの補強候補について、ドイツ紙『Bild』をはじめたとした複数のドイツメディアは三笘薫、久保建英の日本人選手2人もリストアップされていると報じていて、彼らの動向には日本だけでなくドイツでも注目が集まっている。
しかし、『Bild』のマティアス・ブリューゲルマン記者はバイエルンが2020-21シーズン以降UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4に進出したのが1回しかないということに触れ、再びCLで優勝するためには現在名前が挙がっている候補者達ではなく、アスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムズの獲得に集中すべきだと同紙のコラムで主張している。
「サイドアタッカーの獲得候補としてコーディ・ガクポ、ラファエル・レオン、カオル・ミトマ、エベレチ・エゼ、そしてタケフサ・クボの名前が出ているが、彼らの獲得は有り得ない。それは決定的な出来事にはならないし、バイエルンにCLの優勝トロフィーをもたらすことはない」
「2013年に当時の監督だったジョゼップ・グアルディオラが言った、『チアゴ(アルカンタラ)か誰も獲らないか』という言葉を今は思い出すべきだ。今年の夏は、『ニコか誰も獲らないか』だ」
バイエルンはレヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツの獲得を今年夏の最優先事項としていたが、同選手からは既に移籍を断られた。そのためヴィルツ獲得のために用意していた資金の使い道をウィリアムズに変更することも可能ではある。
果たしてバイエルン首脳陣はどのような決断を下すのだろうか。