リヴァプールでは結果を出せなかったキエーザ photo/Getty Images
イタリア代表の主力となる日はくるか
ロベルト・マンチーニの下、EURO2020制覇のキーマンになったイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ。あのままアズーリの中心選手になっていくかと思われたが、4年経った今はお世辞にも期待通りとはいっていない。
昨夏にはユヴェントスからリヴァプールへの移籍を決断したが、リヴァプールでは466分間しか出番を得られなかった。獲得が決まった時は大きな戦力になるかと思われたが、アルネ・スロットの構想から漏れたままシーズンを終えてしまった。
来年には2026ワールドカップが控えており、イタリアは今月より欧州予選の戦いをスタートさせる。今のままではキエーザが代表のスタメンに入っていくのは厳しいだろう。今夏に移籍を決断するのか、何かを変えなければ2026ワールドカップへの切符は掴めないはずだ。
伊『Gazzetta dello Sport』によると、キエーザ本人も2026ワールドカップには出たいと口にしている。
「来季は、自分のシーズンになればいいなと思っている。ワールドカップ出場が夢なんだ。EUROでは優勝できたし、続けてワールドカップにも出場できれば最高だよ。来季は自分のキャリアハイとなる15ゴールは決めたい。もっと出来ると思っているんだ。(去就については)考えるべきテーマにはなるだろう。
キエーザはリヴァプールの一員としてプレミアリーグ制覇を経験できたが、個人パフォーマンスは納得のいかないものだろう。ワールドカップ出場を本気で目指すならば、出場機会を確保できるクラブへ向かうのが賢明だ。慣れ親しんだセリエAへ戻るのも1つの手だが、キエーザが再びアズーリの戦力となる日はくるか。