このままでは“アーセナル3番手”のFWに!? 負傷抱えたジェ...の画像はこちら >>

昨年末には調子を取り戻したと思われたジェズスだが、その矢先に負傷離脱した Photo/Getty Images

今年後半まではプレイできない

今夏、得点力のあるストライカーの獲得に動いているとされるアーセナル。スポルティングCPのヴィクトル・ギェケレシュ、ライプツィヒのベンヤミン・シェシュコのどちらかを獲得するのではと言われているが、ここぞの場面での得点力に悩んだアーセナルにとってはまさにラストピースとなるだろう。



当然、この移籍が実現すれば割をくう選手もいる。現在ベストのスタメンを組んだときにトップの位置に入るのはカイ・ハフェルツだが、ハフェルツをどう使うのかという課題はストライカー獲得とともに浮上することになる。使い分けができれば理想的だが、ハフェルツはもともと「10番」的な性質の選手であり、中盤でもプレイ可能なため生き残る道はありそうだ。

厳しいと思われるのはガブリエウ・ジェズスのほうだ。22-23シーズンに加入した当初は絶対的な主力であり、開幕からゴールを連発するなど活躍を見せたが、年々そのインパクトは減少している。昨季は1月に左膝の前十字靭帯を損傷しシーズン終了まで離脱。復帰は秋ごろとみられているが、負傷前もゴール欠乏に悩まされていた。

そんなジェズスは現在、古巣のパルメイラスのジムでリハビリに励んでいると『football london』が報じている。負傷中のためか移籍オファーの話も聞こえてこないが、来季に向けて本人も思うところはあるだろう。

上背はないながらもボールを収めるのが上手く、ブラジル人らしいドリブルテクニックも持ち合わせたジェズスだが、このまま“3番手”の地位に甘んじることになるのだろうか。腐らせておくにはもったいない人材で、彼をどう活かすかも来季アーセナルがタイトルに到達するうえで重要な課題となるはずだ。


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