アメリカ代表をリードしてきたプリシッチ photo/Getty Images
ポチェッティーノも信頼を寄せる
2026ワールドカップ北中米大会でホスト国となるアメリカ代表はどこまで進めるだろうか。カギを握るのは、世代を代表するプレイヤーであるミラン所属FWクリスティアン・プリシッチだ。
今のアメリカ代表は欧州トップリーグで活躍する選手も増えているが、その中でもプリシッチこそが最大のスターだ。今季所属するミランはセリエAで8位に終わる悔しいシーズンを過ごしたが、プリシッチ自身は11ゴール9アシストと確かな結果を残している。
アメリカ代表を指揮するマウリシオ・ポチェッティーノは、プリシッチに『アメリカのメッシ』になってもらいたいと来年のワールドカップへ期待をかける。
「クリスティアンはとても誠実で、代表チームにも献身的だ。彼には最高のコンディションで来年のワールドカップに出場してもらいたいと思っている。クリスティアンは欧州でも結果を出しているし、それは代表チームでも同じだ。彼は非常に才能のある選手だし、チームの勝利に貢献してくれることだろう。もちろんメッシに失礼な言い方はしたくないが、この国においてはプリシッチこそが『アメリカのメッシ』であるべきなのだ。なぜなら彼はこの国の象徴的プレイヤーであり、街の子供にアメリカのサッカー選手を1人挙げてくれと言えば、プリシッチの名前が真っ先に挙がるからだ」(『Unfiltered Soccer』より)。
プリシッチにとっても、来年のワールドカップは代表キャリアの集大成となるのではないか。北中米でのワールドカップは特別な意味があり、大会への思いは相当なものがあるはずだ。