クロアチア出身のユリッチ新監督 photo/Getty Images
名誉挽回なるか
セリエAのアタランタが、イヴァン・ユリッチ氏の監督就任を発表した。契約期間は2027年6月までとなる。
先日、チアゴ・モッタ氏やラファエレ・パラディーノ氏など数人の候補者がいる中、最有力候補としてユリッチ氏の名が挙がった。そして今回、その情報通り、正式に任命された。
そのユリッチ氏は、過去9シーズン、このクラブを強豪に成長させたジャン・ピエロ・ガスペリーニ前監督のアシスタントコーチを務めた経験がある。クラブの経営陣は前監督が築いたサッカー哲学にマッチする人物を選んだようだ。
ただユリッチ新監督の24-25シーズンの実績だけを見れば、強豪クラブとしては高いリスクがある。特に24-25シーズンは不名誉な結果に終わってしまっている。シーズン途中から不調に陥ったローマの指揮官となり、12試合を率いたが立て直しできず解任。その後サウサンプトンの監督に就任するものの、16試合を率いて結果的にプレミアリーグから降格させてしまった。
彼にとっては名誉挽回のチャンスだろう。前監督のようにアタランタをリーグ屈指の強豪として維持できるか、また念願のスクデット獲得も期待される中、求められた結果を残すことができるか注目だ。