フライブルクで活躍する堂安 photo/Getty Images
アシストの1つ前のパス
今季ブンデスリーガで10ゴール7アシストと見事な結果を残したフライブルク所属の日本代表MF堂安律。この数字だけでも十分すぎる活躍と言えるが、独『Kicker』がもう1つ評価するポイントがある。
それが『ラストパスの1つ前のパス』だ。同メディアはアシストの前のパスとして『プレアシスト』との表現を使っているが、今季の堂安はこれが10本もあったのだ。
堂安のパスがチャンスに繋がり、それを受けた選手のラストパスからゴールが生まれる。数字には残らないが、アシストの1つ前のパスを出している堂安も評価すべきだ。
ちなみにプレアシスト10本は、レヴァークーゼンMFグラニト・ジャカと並んで今季のブンデスリーガで2番目に多い数と紹介されている。1位はバイエルンMFジョシュア・キミッヒの11本で、ジャカもキミッヒも中盤から鋭い縦パスを出せる実力者だ。堂安はポジションが異なるが、彼らとTOP3に入っているのは見事と言うしかない。
海外でのプレイで守備の強度も上がっていて、堂安は攻守に違いを生み出せるタレントへと成長した。今夏のステップアップも噂されるが、今季の活躍を見ればそれも納得だ。